僕は高校時代に自転車通学をしていました。
自転車通学できたことは一生の思い出です
そもそも、高校を選ぶ段階で自転車通学をしたいと思い、自転車で通える範囲の中で一番偏差値の高い高校を目指して、無事入学することができました。
本記事では、高校三年間を自転車通学で過ごした僕が、自転車通学の良さをお伝えしていきます。
- 自転車通学を考えている人
- これから自転車通学をする人
時間は?
通学には30分くらいかかりました。
周りの自転車通学をしていた人も大体20分から30分くらいの人が多かったです。
通学路の途中に大通りがあり、そこの信号が赤か青かで到着時間に±5分くらい差が生じました。
個人的には最大で30分から40分までが快適な自転車通学をできる距離かなと思います。
雨の日は?
雨が弱い日は、レインコートを着て自転車で通っていました。
逆に雨が強い日は、諦めて電車で通っていました。
電車通学は自転車の快適さと比べてしまうとかなり苦痛で、時間も自転車通学より長くかかりました。
また行きは晴れていたけど、帰りに雨が降った日には、「家に帰るだけだからいいか」と思って、雨の中自転車を漕いで帰っていました。
お金は?
最初は中学生の時にたまに使っていた自転車を使っていました。
その後、かなりボロくなってきたので、新しく安いママチャリを買いました。
最初は電車通学よりもお金が安く済むと思っていました。
しかし、実際には自転車のメンテナンス(パンクとか)や買い替えにそれなりにお金がかかってしまいました。
お金を気にするなら、安い自転車よりも、初めからそれなりに値段のする丈夫な自転車を買った方が良いかもしれません。
良さは?
ここから僕自身が感じた自転車通学の良さについてお伝えしていきます。
何よりも開放的
自転車で帰ることができるのは何よりも開放的です。
特に夏から秋にかけては、自転車を漕ぐことで涼しい風を浴びながら帰ることができました。
時間を気にしなくていい
電車だと「○時○分の電車に乗らなきゃいけない」と時間が決められていて、僕はこの強制感にストレスを感じていました。
しかし、自転車の場合「大体このくらいの時間に出れば間に合う」ということが分かるので、非常に時間にルーズに過ごすことができました。
また、電車の遅延なども気にしなくていいのもメリットの一つだと思います。
寄り道がしやすい
これは自転車通学の通学路によっても変わると思います。
電車通学でも駅前や駅ビルに寄り道することができますが、自転車通学ではそれよりも広い範囲で寄り道することができました。
僕は本屋や公園に寄り道していました
近道や最短ルートを探す楽しさ
色々な道を通って学校に通う過程で、google mapで表示される道より早く到着できる道を見つけることができました。
google mapでは自転車で通ることのできる最短距離を表示していますため、信号の数などは反映されていません。
そのため、信号が少ない他の道を通ることで、より早く学校に着くことができるようになりました。
もはや信号が変わるパターンも覚えていました
自分の住んでいる地域の地理に詳しくなる
上記の最短ルートを探す過程で、自分の家から学校までの地理に詳しくなります。
ちなみに、詳しくなったからと言って、何かの役に立つことはほとんどありませんでした。
季節の変化をより感じることができる
電車通学に比べて、より五感を使って四季の変化を感じとることができました。
桜を見たり、入道雲を見たり、紅葉を見たり、道路の端に残った雪を見たりと四季の変化を感じる通学路にとても癒されました。
筋トレになる
自転車通学は電車通学に比べて、体を多く使います。
僕の高校は、校門の前に長い坂がありました。
最初のうちは自転車を降りて押して進んでいたのですが、そのうち頑張って立ち漕ぎで登ることにしました。
これによって、脚力と腕力を鍛えることができました。
運動部には特におすすめです
寝癖を直さなくてもいい
僕は硬い髪質で、寝癖がなかなか直りませんでした。
そこで、直すことを諦めて、少し厚着をして家を出ることにしました。
これにより、汗をかき、さらに風に煽られることで、髪がふわふわになり、寝癖が自然と治るため、家で直さなくてもよくなりました。
もちろんこれを許容できる人は限られると思います。
僕は元々寝癖を気にしない人間でした
悪いところは?
自転車通学には、もちろん良いところだけでなく、悪いところもありました。
道中が暇
電車の中ならスマホをいじったり、本を読んだり勉強したりと色々できますが、自転車だとそうは行きません。
特に僕の地域は学区制がなかったので、自転車通学をしている人が割と少なかったです。
そのため、自転車で同じ方面に帰る友達が少なく、一人で帰ることが多かったです。
自転車を漕ぎながら音楽を聞くのは危険だと思っていたので、一人で漕いでいる時は頭の中で色々考えることしかできませんでした。
事故に遭いそうになる
毎日自転車通学していると、それなりに危険な場面に遭遇しました。
特に雪が降った次の日は道路が凍っていてかなり危険な状態でした。その時の危険な体験を紹介します。
その日は前日に降ったみぞれで道路がかなり凍っていました。
それでも「電車に乗るくらいなら」と思い自転車で向かうことにしました。
学校までの道中にガソリンスタンドがあるのですが、その時、大型トラックが入ろうとしてきたので、一旦泊まろうと思いました。
しかし、道路が凍っていたせいでブレーキを握っても止まることができませんでした。
そして、そのままトラックのタイヤに真正面から激突しました。
幸い怪我はなかったのですが、もしトラックのタイヤの隙間に、自転車のタイヤが挟まっていたら、と考えるとゾッとします。
まとめ
本記事では、自転車通学をしていた僕が、自転車通学の良さについて紹介しました。
自転車通学ができるかは、高校選択の要素の一つになると思うので、ぜひ参考にしてみてください。